
Description
日本最古の漫画と称される鳥獣人物戯画。
京都市右京区の高山寺に伝わる紙本墨画の絵巻物です。
当時の世相を反映して動物や人物を戯画的に描いたもので、
ウサギ・カエル・サルなどが繰り広げる愉快なしぐさや表情が
風呂敷の中で楽しめます。
江戸時代の浮世絵師、歌川広重(安藤広重)「東海道五十三次」の日本橋(朝之景)。
次々に変わる景色や季節、人々の活き活きとした営みを全55図を郷土色豊かに描き出しました。
日本橋は、江戸と京都を結ぶ東海道に設けられた53の宿場の起点となっています。
その東海道を描いたシリーズの巻頭を飾るにふさわしく、
参勤交代の大名行列が朝早く江戸を出発する様子が描かれています。
一方、日本橋の近くの魚河岸から仕入れを終えた威勢のいい行商が魚をかついでゆく様子も描かれ
賑わっている早朝の活気が伝わってくる一枚です。